学園祭での募金活動
活動の内容
この度、八千代市立萱田中学校 ボランティア部の皆さんから八千代市の赤い羽根共同募金会に8,640円の寄付をいただきました。
このお金は、萱田(かやだ)中学校の文化祭でボランティア部が『梅ジュース屋』を出店し、手づくりの“梅ジュース”を販売して集めた売上金の一部をご寄付いただいたものです。
今回は、そんな萱田中ボランティア部の皆さんに『なんで赤い羽根に寄付をしたいと思ったのか』や『寄付をしてどう感じたか』について、お話しを聞いてみました。
ボランティア部と“梅ジュース”
萱田中学校では毎年6月に“萱中楽祭”という文化祭を行っており、部活はそれぞれ模擬店や企画を出展します。
昨年、ボランティア部は中学校で採れた梅の実を使って、自分たちで作った梅ジュースを販売しました。
当日、“梅ジュース屋”は300杯を提供する大盛況で、1万円を超える売り上げとなりました。ここから材料費
などを引いた利益について、部活のみんなで話し合い『困っている人を助けるために使おう』
『みんなで寄付先についても考えよう』ということが決まりました。
ボランティア部のみなさんへのインタビュー
2019年8月 八千代市の福祉センターでボランティア部の皆さんにインタビューを行いました。
じつは、萱田中ボランティア部の皆さんは、定期的に八千代市社会福祉協議会を訪れ『使用済み切手の分別』をお手伝いいただいています。今回はその作業中にお話しを伺ってきました。
共同募金会職員・・・・・・・・・共
ボランティア部生徒のみなさん・・ボ
(共)なんで赤い羽根募金に協力しようと思ったのですか?
(ボ)最初はただ文化祭で集めた売上を『困っている人たちのために使おう』と考えていたのですが、
調べていく内に色々な団体が支援を必要としている人たちのために活動をしていることを知りました。
(ボ)なぜ赤い羽根にしたかは、学校の授業で習っていてある程度の知識があったことと、有名な募金のため
みんなの理解が得られると思ったからで、最終的には部員全員の多数決で決めました。
(共)赤い羽根募金のイメージは?募金をする前とした後で変化はありましたか?
(ボ)『人のために使われる、毎年学校でやっている、赤い羽根をもらえる』というのが最初のイメージでした。
ただ、誰のためにどのように使われているかなど、具体的なことまでは知りませんでした。
(ボ)今までは正直なんとなく募金をしていた部分もありましたが、自分たちで集めたお金を寄付すると
考えたとき、困った人たちのために『ちゃんと使われている所に寄付をしたい』と思いました。
だから自分で使いみちまで調べてみて、納得した上で募金をしました。
(共)赤い羽根の使いみちを調べられたそうですが、どんなことがわかりましたか。
(ボ)災害の被害に遭われた方にも使われていると知って、募金してよかったと思いました。
他にも、地域のお年寄りや障がい者の車いすを買ったり、役に立つ活動に使われることを知りました。
(共)今回の活動で感じたことはありますか?
(ボ)まず、じぶん達でお金を集めることの大変さを知りました。募金は良いことで、それはみんなが
知っていることですが、ただ待っていても協力はしてもらえません。各自が工夫をして、部員全員が
一丸となって運営をしました。
(ボ)自分で募金をするときはあまり意識をしていなかったのですが、保護者の方などが『頑張ってね』と
募金をして下さると、とてもありがたい気持ちになり、自分の中で『ますます頑張ろう』と励みに
なりました。自分たちの行動が人助けに繋がると思うと、大変さよりも達成感の方が大きく感じました。
今回の募金活動では、ボランティア部の皆さんが自分たちで模擬店の内容や販売メニュー、そして売り上げをどのように地域のために使うかを考えて実施していただきました。
その結果、ボランティア部のみなさんと協力していただいた多くの方の『意思のあるお金』として
募金が集まり、その貴重なお金を共同募金の地域を良くする活動に『期待して』託していただきました。
ロゴマークにもあるとおり、赤い羽根共同募金は皆さまの「誰かを助けたい」という気持ちが、皆さまの町で支援を必要としている人たちに届く『じぶんの町を良くするしくみ。』です。
萱田中学校ボランティア部の皆さんの温かいご協力(地域を良くしたいという“想い”=期待)に応えられるよう、これからも地域の課題に寄り添って支援を続けてまいります。
今回の赤い羽根特別号では、じぶん達で「地域のためにできること」を考え、募金から寄付までを実践していただいた萱田中学校 ボランティア部の皆さんにお話を伺いました。
ご紹介をいただいた八千代市社会福祉協議会さま、
ボランティア部の顧問で日程調整やインタビューにもご協力をいただいた御代川先生、
そして一生懸命募金を集めて、共同募金にご寄付をいただいたボランティア部のみなさま、
本当にありがとうございました。